時代と子供 環境の変化

 時代の流れの中で、こども達をとりまく環境も随分変わってきています。

外遊びが少なくなった
昔・・・かくれんぼ、おにごっこ等小グループ(年齢、性別の違った仲間たち)での遊びのなかで、歓び、熱中、成功、失敗を経験しました。この世界に大人の出る幕はありませんでした。
今・・・室内での遊びが多くなりました。TV・ビデオ・コンピューターゲーム等、より少人数(同性、同年齢)になってしまいました。失敗の悔しさよりも、リセットをする事でその重みを感じることなく繰り返すことができます。時間、内容を大人がコントロールしなければいけなくなりました。

社会的刺激が少なくなった
昔・・・家族という単位がはっきりしていて、全員での食事の機会も多く、兄弟も多く、家庭内でも日常的に、競争や協調が必要とされていました。
今・・・大人がこどもとコミュニケーションをとるチャンスが少なくなりました。少子化によって兄弟が少なくなり、個室が与えられることで、家庭内で社会的刺激が少なくなってきました。また、1人のこどもに対する親の期待も大きくなり、それが過保護へとつながるケースもみられるようになってきました。

強制のない自由なスポーツの減少
昔・・・こどもたちが空き地や広場でボールを蹴ったり、野球をしたりしました。そこでは、強制のない自由な遊びとしてのスポーツが展開されていました。
今・・・空き地や広場の減少と、交通事情の変化にともなって、自由な遊びのスポーツから、クラブでのプログラム化されたスポーツに変わってきました。

サッカーは、ボールが1つあればだれにでもできるスポーツです。ルールもシンプルで、とても簡単なものです。1つのボールをめぐって「ゴールを奪う、ゴールを守る」・・・
また、サッカーを通して、さまざまな刺激をあてることができます。身体を動かして、運動が好きで、元気なたくましいこどもに育っていくばかりでなく、多くの人と関わる機会ができることにより、より広い社会を経験するきっかけとなります。
からだを動かすことが大好きな、元気なたくましいこどもになって、次の段階へと成長していく、そのための大事なベースをつくる時期、それが小学校年代なのです。
しかし、単にやればいい、やらせればいいというものではありません。
こどもは小さな大人ではありません。こどもにはこどもにあったサッカーがあるのです。
「好き」・「楽しい」・「もっとやりたい」こども自身のこんな気持ちが何より大事。大人の押し付けでなく、こども自身が夢中になれるようにする事が重要です。外からの刺激をいっぱい受けて、こどもは豊かに育っていきます。まさにその時期に、適切な刺激をたくさん与えてあげたい。良い出会いをさせてあげたい。その出会いを作っていきたいと思います。

現在貢川サッカースポ少は約30名の団員がいます。1年生から6年生まで週3回の練習。(2時間くらい、集中して)女子選手もいます。日曜日は試合あり。学年別に大会もあります。時にはこどもと一緒に身体を動かしたりしながら、こどもの成長を確かめるのも良いと思います。

批判ばかりされたこどもは 非難することをおぼえる
殴られて大きくなったこどもは 力にたよることをおぼえる
笑いものにされたこどもは ものを言わずにいることをおぼえる
皮肉にさらされたこどもは 鈍い良心のもちぬしとなる

しかし
激励を受けたこどもは 自信をおぼえる
寛容にであったこどもは 忍耐をおぼえる
賞賛をうけたこどもは 評価することをおぼえる
フェアプレーを経験したこどもは 公正をおぼえる
友情を知るこどもは 親切をおぼえる
安心を経験したこどもは 信頼をおぼえる
可愛がられ抱きしめられたこどもは 世界中の愛情を感じとることをおぼえる
               ドロシー・ロー・ノルト 「子は親の鏡」

(監督 輿石)