肝日記

心のこもった年賀状

昔は人の好意など、自分に対する心を測るのには「時間」という単位があった。 年賀状にしても一枚一枚心を込めて書く、おもてなしの料理も時間をかけて作った料理は、店のおいしい味付けの料理よりも尊いだろう。
しかし、現在は、年賀状はメールでやりとりしたり、宛名書きは宛名ソフトで印刷したり、電話一本で出前を調達したりと、なにかと便利な世の中であるが、そこには心がなくなってしまった。

今日、葬式があって弔問してきた、お決まりの会葬御礼の印刷物を見て唖然としてしまった。
文面には丁寧な言葉が並んでいるが、それが一枚の印刷物になると、とたんに文字の綺麗さやバランスが気になってしまう。
不自然な文字の大きさ、並び、位置などだ、昔から伝えられている綺麗な組版ルールなどを無視した、印刷物である。何か違和感を感じた弔問客も多かったのではないだろうか?
葬式なども業者が一括して行うので便利であったが、そこにはやはり「心」が失われていくような気がしてならない

活字(フォント)と組版(ワープロ)はパソコンの普及と高機能化で誰でも使えるようになったが、文字の並びだけでない、美しさや読みやすさを追求した昔からの組版ルールを忘れてはならないだろう。 そこには活字文化300年の歴史と先輩たちの心がある。

そんな心を大切にしたいものである


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Last-modified: 2006-12-24 (日) 19:23:43 (5053d)